【THE ALCHEMIST】羊飼いになった理由

こんにちは。二本松薫です。

 

いよいよ梅雨入り。

 

羊飼いになった理由

 

例の村まであと4日。サンチャゴ少年は
ワクワクすると同時に自分のことなんて
とっくに忘れられているのではないかと落ち
着きません。

 

ま、そのときはそのときだ。また別の場所で
別の子を探せばいいと自分に言い聞かせたり
しています。

 

夜が明け、移動の準備です。

 

They never have to make any decisions,
he thouht. Maybe that’s why they always
stay close to me.

 

羊たちは自分たちでは何の決断もできない。
だからずっと僕の側にいるんだ。と、少年は
思った。

 

The only things that concerned the sheep
were food and water.

 

羊たちが関心があることはただ食べ物
手に入れることだけ。

 

As long as the boy knew how to find the
best pastures in Andalusia, they would
be his friends.

 

少年がアンダルシアにある最高の牧草地
(pasture)の見つけ方を知っている限りは
羊たちは彼の友達であり続けるだろう。

 

Yes, their days were all the same, with
the seemingly endless hours between
sunrise and dusk; and they had never
read a book in their young lives, and
didn’t understand when the boy told them
about the sights of the cities.

 

そう。彼らにとっては毎日が夜明けから日暮れ
まで続く永遠に単調な時間。若い頃本を読む
こともなければ、少年の話して聞かせる街の
様子も理解できない。

 

They were content with just food and water.

 

彼らはただ食べ物と水があれば満足

 

お返しに羊毛や命さえ惜しみなく差し出す。
ある日突然少年が大虐殺を始めたとしても
それに気付くのは相当たってから。

 

They trust me, and they’ve forgotten how
to rely on their own instincts, because
I lead them to nourishment.

 

彼らは僕を信じ、自分たちの本能に頼って
生きることを忘れてしまった。それは僕が
彼らを飼いならしてしまったからだ。

 

スペインの夏は日中外を歩けないほど暑くなる。

 

The heat lasted until nightfall, and all
that time he had to carry his jacket.
But when he thought to complain about
the burden of its weight, he remembered
that, because he had the jacket, he had
withstood the cold of the dawn.

 

その熱は夜まで冷めないにもかかわらず
ジャケットを持ち歩かなければならない。
が、その重さに文句は言えない。ジャケットが
なければ夜明けの寒さには耐えられないのだから。

 

We have to be prepared for change, he
thought, and he was grateful for the
jacket’s weight and warmth.

 

私達は常に変化に対して準備をしていなければ
ならない。少年はジャケットの重さにも暖かさ
にも感謝していた。

 

ジャケットには目的、用途があり、それは
少年にもある。

 

少年の人生の目的は旅をすること。

 

2年間アンダルシアの地形や全ての街を知り
つくした。今度少女に会ったら、なぜただの
羊飼いが本を読めるのか話すつもりだ。

 

彼は16歳まで神学校に通っていた。彼の両親は
彼を祭司にしたかった。ただの農家の息子が
祭司になれば自慢できる。

 

They worked hard just to have food and
water, like the sheep.

 

少年の両親は羊たちと同じ様にただ食べ物
を得るためだけに働いた。

 

少年はラテン語、スペイン語、神学など勉強した。

 

But ever since he had been a chaild, he
wanted to know the world, and this was
much more important to him than knowing
God and learning about man’s sins.

 

しかし少年は小さい頃から世界を知りたかった。
神のことや人間の罪について学ぶよりもずっと
少年にとっては大切なことだった。

 

ある日、少年は勇気をふりしぼって父親に
自分は祭司にはなりたくないし旅をしたいんだ
と打ちあけた。

 

“People from all over the world have passed
through this village, son,” said his father.

 

「世界中の人々がこの村を通り過ぎて行ったよ。」
と父親は話した。

 

“They come in search of new things, but
when they leave they are basically the
same people they were when they arrived.
They climb the mountain to see the castle,
and they wind up thinking that the past
was better than what we have now. They
have blond hair, or dark skin, but basically
they’re the same as the people who live
right here.”

 

「彼らは新しいことを探しに来るが基本的に
来た時も去る時も何も変わっちゃいない。
彼らは城を見るために山に登る。そして今より
昔の方が良かったと結論づけるくらいだ。
彼らは金髪だったり肌が黒かったり様々だが
基本的にここに暮らす人達とほぼ同じだ。」

 

“But I’d like to see the castles in the
towns where they live,” the boy explained.

 

「でも僕は彼らの住んでいる街の城を見て
みたいんです。」と少年は説明した。

 

“Those people, when they see our land,
say that they would like to live here
forever,” his father continued.

 

「旅人たちは我々の土地を訪れて、ずっと
ここに住みたいと言うんだ。」と父親は続けた。

 

“Well, I’d like to see their land, and
see how they live,” said his son.

 

「でも僕は彼らの土地をこの目で見てみたいし
どんな暮らしをしているのか見てみたいのです。」
と息子は答えた。

 

“The people who come here have a lot of
money to spend, so they can afford to
travel,” his father said. “Amongst us,
the only ones who travel are the shepherds.”

 

「ここを訪れる人達は皆金持ちだから旅をする
ことができる。我々の仲間で旅をできるのは
羊飼いだけだ。」と父親は言った。

 

“Well, then I’ll be a shepherd!”

 

「では、僕は羊飼いになります。」

 

父親はそれ以上何も言わず、翌日、息子に
3枚の古いスペイン金貨の入った袋を渡した。
ある時野原で見つけ、遺産の一部にするつもり
だったものだ。「それで羊の群れを買い、野原
を旅するがいい。いつか我々の土地が一番で
この土地の女性が一番美しいとわかるだろう。」
と言った。そして少年を祝福した。

 

The boy could see in his father’s gaze a
desire to be able, himself, to travel the
world- a desire that was still alive,
despite his father’s having had to bury it,
over dozens of years, under the burden of
struggling for water to drink, food to eat,
and the same place to sleep every night of
his life.

 

少年は父親の目の中に自分も世界を旅したいと
いう願望があるのを見た。それは、何十年もの
間、飲水と食べるものと毎晩眠るための一軒の
家を確保するためにしまいこまれていたものの
今もまだ魂の奥深く生きていた。

 

Kaoru’s Tips

 

サンチャゴ少年が羊飼いになった理由が明らか
になりましたね。

 

少年は自分の心の声に従って素直に行動でき
ラッキーでした。父親もサポートしてくれた。

 

父親は死ぬ直前「私も世界を旅する選択を
すればよかった。」と後悔するかもしれませんね。

 

私達にはあらゆる選択する自由があります
から自分の選んだ道に後悔がなく幸せなので
あればそれでいい。

 

他人には関係ないし善悪でもありません。

 

やりたいこと、好きなこと、没頭できることが
ない人生は生き地獄です。

 

趣味でも仕事でも好きなこと、夢中になれる
ことがある人は幸せです。

 

さて、サンチャゴ少年は少女に会えるので
しょうか?

 

次回に続きます。

 

 

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