【THE ALCHEMIST】Prologue

こんにちは。二本松薫です。

 

英文を日本語訳する時、文法や単語の意味を
理解した上で何と訳すか悩みます。

 

文法通りの訳だと変だし単語の意味も無数に
あるので、作者自身になって伝えようとする
と何となく伝えたい表現が浮かんできます。

 

言語が違うと細かい部分まで変換する作業は
簡単ではありません。今後AIがどこまで上手に
訳してくれるようになるのかなぁ。

 

訳に善悪はありません。

 

この世の全て、善悪ではありません。

 

何を伝えたいか、想い、それだけです。

 

PROLOGUE

 

The Alchemist picked up a book that someone
in the caravan had brought. Leafing through
the pages, he found a story about Narcissus.

 

アルケミストはキャラバンの中の誰かが持って
きた本を拾い上げ、パラパラとページをめくり
ナルシサスについての話を見つけました。

 

The alchemist knew the legend of Narcissus,
a youth who knelt daily beside a lake to
contemplate his own beauty.

 

アルケミストはナルシサスの伝説について
既に知っていました。彼は自らの美しさを
湖に映すために毎日湖の縁でひざまずいていました。

 

He was so fascinated by himself that, one
morning, he fell into the lake and drowned.

 

ナルシサスはある朝、湖に映し出した自らの
美しさにあまりに魅了され湖に落ちて溺死して
しまいました。

 

At the spot where he fell, a flower was
born, which was called the narcissus.

 

ナルシサスが落ちた場所には花が咲き、その
花はナルシサスと名付けられました。

 

But this was not how the author of the
book ended the story.

 

これがお話の終わりではありません。

 

He said that when Narcissus died, the
godeesses of the forest appeared and found
the lake, which had been fresh water,
transformed into a lake of salty tears.

 

ナルシサスが亡くなってから森の女神達が
現れ美しい湖水が塩水(涙によって)に変わ
ってしまっていることに気付いたのです。

 

”Why do you weep?” the goddesses asked.

 

「どうして泣いているの?」女神達は尋ねました。

 

”I weep for Narcissus,” the lake replied.

 

「ナルシサスがいなくなってしまったから」
湖は答えました。

 

”Ah, it is no surprise that you weep for
Narcissus, ”they said, ”for though we
always pursued him in the forest,you alone
could contemplate his beauty close at hand.”

 

「わかりますわ。わたしたちはずっと森の中
彼を追っていましたけど、本当に目の前で真の
彼の美しさを映し出せたのはあなたしかいない
もの。」と女神たちは答えました。

 

”But…was Narcissus beautiful?” the
lake asked.

 

「え?ナルシサスは美しかったの?」と湖は
尋ねました。

 

”Who better than you to know that?” the
goddesses said in wonder.

 

「あなた以外に誰が知っているというの?
彼の真の美しさを。」女神たちは心底驚いて
湖に尋ねました。

 

”After all, it was by your banks that he
knelt each day to contemplate himself!”

 

「彼がその美しさを映し出していたのはいつも
あなたの側でひざまずいていたときよ。」

 

The lake was silent for some time. Finally,
it said: ”I weep for Narcissus, but I never
notied that Narcissus was biautiful. I weep
because, each time he knelt beside my banks,
I could see, in the depths of his eyes, my
own beauty reflected.”

 

湖はしばらく考え込みました。そして答え
ました。「私はナルシサスが美しいかどうか
は気付かなかったのだけれど、彼はいつも私の
側で彼の目の中に私自身の美しさを映し出して
くれていたから彼がいなくなってしまったこと
が悲しかったの。」

 

”What a lovely story,” the alchemist thought.

 

「何て素適なストーリーなんだろう。」
アルケミストは思いました。

 

Kaoru’s tips

 

tipというのはadviceと同じ意味です。
adviceは数えられない不可算名詞です。
tipは加算名詞です。TOEICや様々な試験では
加算不可算を問う問題が多く出題されます。

 

tipと辞書を引いただけでも相当意味が出て
きます。外国でテーブルに置くチップの意味
が最もポピュラーですよね。

 

あのチップも日本の文化にはないからわかり
にくいですよね。

 

さて、皆さんいかがでしたか?

 

アルケミストとは本来錬金術師と訳します。

 

特別なスキルを持って鋼を金に変える能力の
ある人。

 

いわゆる特殊能力を持つ人ということです。

 

この世にもあらゆる特殊能力を持つ人が存在
します。

 

私のメンターもそうです。

 

なので、私はアルケミストはアルケミストで
訳していこうと思います。

 

あらゆるパワーを持った超能力者

 

松本道弘先生は『花咲かじいさん』と訳して
いて私は大層気に入りました。

 

そんな感じ。

 

今後のストーリーでアルケミストが登場する
のは物語の中盤辺りでしょうかね?

 

旅人達が持ってきた本をアルケミストが
たまたま拾い上げて読んだ感じです。

 

皆さんストーリーの意味は理解できましたか?

 

『ナルシサス死んじゃって悲しい!そこに花が
咲いたからその花をナルシサスと名付けたよ!』
なんていうシンプルな話ではありません。

 

実に深いです。

 

ナルシサスも湖もお互いに自分の中にある
美しさを相手に映し出していたということです。

 

周りはということがよくわかるお話です。

 

がなければどうやって自分を映し出せますか?

 

どうやってお化粧しますか?

 

洋服をチェックしますか?

 

が突然なくなると自分の様子がわからなくて
戸惑うでしょ?

 

それはあくまでも外見の話ですけどね。

 

内面は周りの人達が映し出してくれている
のです。

 

家族とか職場の人達とか。

 

そのまんま自分の内面の鏡です。

 

純粋にそのまま映し出してくれます。笑

 

実に有り難い存在です。

 

ナルシサスは日本語では水仙です。

 

花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」

 

「うぬぼれ」とか「自己愛」とか敬遠される
感じもありますが、私は大切だと思います。

 

自己満足だとどうかと思いますけれど。

 

自分のことは大切にしないとね。

 

さて、日本は梅雨に入るところですが、暑い
暑いスペインへ旅に出ましょうね。

 

Let’s enjoy our journey!

 

 

 

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